carpediem

『あなたの人生を記録する』

MENU

プラモデルから始まった"手"の歴史――ログハウス空間で感じる小顔矯正と快眠 増田晃

【Profile】増田晃/ますだあきら1969年,埼玉県生まれ

千葉工業大学工学部卒業後、エンジニア職として国内企業、外資系企業にて計30年弱勤める。2017年からカイロプラクティックに通い始め、サラリーマンとして働きながら2019年カイロプラクターの資格取得。2021年10月整体サロン『ふくろう』をオープン。2022年5月完全独立。延べ100名様以上を施術。

 

 点が線になる。その点を打つとき、「将来、稼げるかも?」という算段よりも、「シンプルに好きだから」、「必要だったから」そんな肩に力が入ってないものが、点となり線になる。

 

 今回インタビューしたのは、埼玉県狭山市で整体サロン『ふくろう』を経営する増田晃(ますだあきら)さん。

 

 当サロンはフィンランドから取り寄せたログハウス仕様。落ち着いた雰囲気と増田さんの柔和な表情。ふと、寝てしまうような空間だった。

 

 これまでの人生、一体どんな点を打ってきたのだろうか―――。

 

理系男子

――本日はよろしくお願い致します!仕事のみならず、人生をマルッとインタビューしています。どんな学生時代をお過ごしになられましたか?

 

増田 放課後は釣りに行ったりとわりと活発な子ども時代でした。小学生の将来の夢はパイロット。プラモデルが好きでよく船や戦車を作ったり。

 

 ただ、高校生になると現実的にこの夢は叶わないだろうなと(笑)。そこで、理系が好きだったので、一番とっつきやすかった化学の道に進みました。

 

エンジニアの世界へ

――千葉工業大学工学部にご進学。その後はエンジニア職に就かれました。

 

増田 卒業当時はバブル崩壊直後の時代。周囲は金融業界に就職する人も多かったのを覚えています。

 

 某電機メーカーに就職し、開発部門に配属されました。主な業務は完成した試作品をどう工場に持っていくのか。いかに量産に繋げるのかといった内容でした。

 

 37歳の時に外資系企業へ転職。年に数回の海外出張やオフィス内では英語でやりとり。今でいう、意識高い系と呼ばれるような環境でした(笑)。

 

 日系企業も含め開発エンジニアとして約10年、品質保証エンジニアとして約20年間この業界に携わっていました。

 

改善されない身体の痛み

――華々しいご経歴ですね…!この頃からカイロプラクティックを利用されたとお聞きしましたが、身体の不調を感じるようになったのでしょうか?

 

増田 子供の頃からよく40度の熱を出す子どもでした。

 

 社会人になってからはデスクワークも相まってか腰痛によりコルセットは手放せず、慢性的な肩こりも発症。痛みに耐えかねて、整形外科に何度も通うも改善されず悩んでいました…。

 

 そんな時に自宅近くの公園のイベントでカイロプラクティックの施術体験のブースがあったので試しに受けてみました。すると、10分程度の施術で肩こりや腰痛が無くなっただけでなく姿勢も良くなるのを実感し、通い始めたんです。

 

会社員時代の増田さん

 

サラリーマンから経営者へ

――症状や姿勢も含め改善され、その後もエンジニアとして働かれるました。なぜ、カイロプラクターの道に進まれたのでしょうか?

 

増田 通院を始めた頃、勤めていた会社の業績が傾き始めました。その後のキャリアプランを考え、ある種保険として2019年にカイロプラクターの資格を取得しました。

 

 その後も施術院でカイロを学び、エンジニアと兼業しながらサロンをオープン。コロナ禍が追い風となり、2022年5月に完全独立しました。

 

「始めは狭山市駅前に店舗も考えていましたが、こちらは田舎だけど土地はある。差別化のひとつとしてログハウスを見つけて建てました」

 

――会社員と経営者では働き方が違うと思うのですが、その点いかがでしょうか?

 

増田 正直、オープン前から焦りや焦燥感みたいなものはなかったですね。それは「Saya-Biz」にサポート頂いていたのが大きな存在でした。

 

 なにより、前職での経験が生きたかもしれません。ISO関連の業務も行っていたので、会社全体の仕組みづくりや事業をどう発展させるのかも行っていました。そうしたスキルや考え方も個人経営となった今も生きています。

 

予防医学と美容

――幅広い業務もなさっていたんですね…!オープンから一年が経過しましたが、来院されるお客様の反応や、当サロンの一押しメニューはございますか?

 

増田 中学生のお子様から80代のご夫婦と幅広い年代の方にご利用頂いてますが、「身体がとっても楽になりました!」と仰って頂けるのが一番の喜びですよね。

 

 また、病気を予防することができる事や、施術した箇所が目に見えて整ったり、綺麗になる。結果として現れるのもこの仕事の面白いところでもあります。

 

 小顔矯正の施術にも力を入れておりまして、お顔が小さくなることに加え快眠にも繋がるとお声を頂いています。

 

 

学びがチャンスを広げる

――増田さんの人生を伺っていると、キャリアチェンジはもちろん、あらゆる場面で滑らかに順応している印象があります。増田さんが人生で大事にしていることはございますか?

 

増田 そうですね…。「常に勉強」と思っています。外資系企業に転職したときは30代半ば。一般的に英語習得には遅いと言われる年齢です。必要だったからと言えばそれまでですが、英会話スクールに3年間通いビジネスシーンで通用するレベルまで到達しました。

 

 年齢を理由にしていたら、スキルアップや次なるチャンスは得られなかったと今でも思います。常に勉強し、良い準備をすることでチャンスがきた時に掴みやすいのかも知れません。

 

 

若い頃の失敗

――知識を蓄えることでパフォーマンスも向上する。それが自信にも繋がっていきますよね!

 

増田 そうですね。でも、なんでも最初は結果が中々伴わない。そのときはとっても悔しいですよね…。やはり、優秀な人材はたくさんいます。若い頃はそういった人達に喰らいつこうとしていました。

 

 忘れもしないエピソードなのですが、20代の頃は手先が不器用でした。商品開発時に薬品を化学天秤に乗せる作業が苦手でした。

 

 もし、0.1mg誤差が生じるだけでも実験結果は使い物になりません。まして、薬品は高価なもの。指示通りに秤に乗せれないと『なんでそんなこともできないんだ』と言われることもありました…。

 

 「ふくろうは、「不苦労」、「森の賢者」といった縁起が良い象徴でもあります。たまたま、部屋にフィギュアがあって、「案外いいかも…」と思い、サロンの名前にしました(笑)」

 

悔しい感情

――仕事にはミスがつきものですが、ヘコんでしまうのが人間ですよね…。その状況をどう好転させたのでしょうか?

 

増田 ただ、やっぱり何度も言われると悔しいじゃないですか?そのモチベーションから、何度も練習していました。そしたら3年ぐらい経つと「職人」って言われるようになっていました。

 

 そうした経験が活きたのか、首の骨の歪みを正す箇所を知るのに4年近く要する人もいるそうですが、すぐに察知することができました。

 

 もしかしたら、子ども時代のプラモデルを組み立てたこともプラスに転じたのかも知れません。人生、どんなきっかけで広がるかわからないから面白いですよね。

 


www.youtube.com

 

さいご

――本日はありがとうございました。非常に話しやすく、サロン内の雰囲気も良いので女性の方でも気軽に利用できると感じました!最後に、今後の抱負をお聞かせください。

 

増田 先ほどもお伝えした通り、この道に入ってまだ数年と歴が浅いです。そのため、カイロに関する知識やスキルの習得。もちろん、営業や集客といった運営面に関する勉強も必要です。

 

 店舗拡大や従業員を雇う事よりも、今はここに来ていただけるお客様のサポートをしつつ、日々精進していきます。

 

\整体サロンふくろうSNS/
      

*Carpediem*

今という瞬間は過去の連続よって作られる。

「現在のお仕事をなぜ始めたのか」

「どんな歩みがあったのか」

インタビューと動画撮影で届けています。

モノ、コト、ゴチソウ、オメカシのショッピングサイト「ツクツク!!!」で掲載中。