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ひとりでも多くの女性が笑顔で過ごせるように 関口美穂

【Profile】関口美穂(せきぐちみほ)1975年9月生まれ。埼玉県出身。高校卒業後、専門学校へ。20代で結婚と出産を迎える。30代からカイロプラクティックを学び始め、2015年~共同施術院で働く。2018年10月、狭山台にて『At smile』オープン。

 

 女性と男性では身体の作りは大きく異なる。ましてや、年齢や出産、職場環境によっても体調が変化することもしばしば。

 

 埼玉県狭山市にあるカイロプラクティックサロン『At smile』のオーナーである関口美穂(せきぐちみほ)さんは20代から身体の不調を抱えてきた女性のひとり。

 

 『正直、最初はカイロプラクティックの効果を信頼してなかったんです(笑)でも、知識を身につけ、自分の身体をもって変化を感じられました』

 

人格形成の中国留学

――本日はよろしくお願い致します!はじめにこれまでの人生をお聞きしたいのですが、どんな学生時代を過ごされましたか?

 

関口 小さい頃は話しかけられるのを待っている子でしたね。ただ、親戚に海外好きな人がいたので外国への興味は小学生の頃から持っていました。

 

 初海外は高校時代の中国留学。数週間の滞在でしたが、『なんて自分は狭いところに住んでいたんだ…』と、帰国して2週間ぐらいはカルチャーショックで落ち込みました(笑)

 

 その反面、見知らぬ世界を知り、日本語が通じない環境を経験したことが自信へと繋がり、徐々に外交的な性格になっていきましたね。間違いなく、後の人格形成に大きな影響を与える経験でした。

 

原因不明の不調

――その後は専門学校に通い、社会人の道へ。数年後にはご結婚とご出産を迎えられました!

 

関口 幸福なことではありましたが、次男出産後の二か月間、布団から起き上がれない日々。以前にも増して体調がより悪化していったのを覚えています。

 

 というのも、学生時代から肩こりと頭痛に悩まされていました。高校生からは耳鳴りも始まるように…。24歳の時に突発的に立てなくなった日があったんです。

 

 たまらず病院に行きCTとMRIを撮ったんですが異常なし。『えっ!?なんでなんもないの?』と衝撃を受けましたね…。改善の余地が無いんですもん。本当にどうしたらいいかわからなかったです。

 

 頭痛と共に一日がスタート。頭痛が無いのは年に1日か2日程度でしたね…。それでも、育児をしなきゃいけない。辛い日々だったのは言うまでもありません。

 

 

不信からのスタート

――その後は三人目のお子さんも授かりました。より体調は深刻になったと思います。そんな矢先にカイロプラクティックとの出会いがあったそうですね?

 

関口 30代の頃に働いていた会社のイベントに出席した際、カイロプラクティックのブースがありました。

 

 『肩こり改善』とのぼりに書いてあったので、何の気なしに体験で15分施術を受けたんですけど全く変化が無くて。

 

 すると先生から『それだけ身体が深刻な状態なんです』と伝えられました。この言葉で私の身体がどれだけ悪いのか改めて思い知らされました。

 

入口に入ってすぐにある待合室(写真:関口さんご提供)

健康な身体になりたい

――最初は効果をあまり感じられなかったとのことですが、どのタイミングで”確信”に変わったのでしょうか?

 

関口 整体やマッサージにも行ってみました。もちろん、施術後は楽になるし改善する。ですけど、3日ほど経つと体調が戻ってしまう。

 

 その点、カイロプラクティックは骨盤の歪みや神経伝達から整える治療。”芯から整う感覚”があったんですよね。

 

 以前は日常的に頭痛薬を手放せない生活でした。当サロンオープン当初ですが、酷い時はシャッターを下ろすときの視線の上下運動だけでもめまいが起きていました。季節の変わり目などで体調を崩してしまうことも。

 

 どんな時に自分は体調を崩しやすいのか?それを気付けるようになってからは、体調を崩すことが年々減っていきました。

 

 通って頂いている皆様にもお伝えさせて頂いている、骨盤と身体を整えることと、生活習慣の中で気を付けていく事の「運動・栄養・睡眠」を、体調を崩しやすい時期に意識的に取り入れることで、今では不調を起こしにくい身体に改善することができました。

 

中はゆったりとした空間になっています!

 

希望を託す

――一方で『施術を受ける側(お客様)でも良いのでは?』と思ったのですが、なぜ施術する側(カイロプラクター)になったのでしょう?

 

関口 知識を蓄え自分の手でも体調を改善することができる。そして、いつかのキャリア選択のためでした。

 

  当時の健康状態では40代、50代を迎えた時に仕事をしている自分が全く想像できませんでした…。

 

 一生付き合う自分の身体と生きていくための職業選択。これらの悩みをカイロプラクティックなら改善できるかもしれないと思ったんです。

 

実際の施術風景(写真:関口さんご提供)

 

恐怖

――資格を取得し、約3年間は共同施術院で働き独立されました!

関口 更なる自分のスキルアップを目指して、2018年10月に『At smile』をオープンしました。

 

  オープンを決意するまでは不安よりも怖さが強かったです。『やっていけるかな…?』と自問自答すると泣いちゃうこともあったり(笑)

 

 決意してからは怖さは吹き飛び「やりたいこと」が次々と増えていき、楽しみへと変わりました。自分の経験やカイロプラクティックのこと。様々な情報をここから発信していきたいと一歩踏み出しました。

 

『”笑顔”が人生のターニングポイントでした。辛い状況でも、子どもの前では笑顔で居たい。そう思うお母さんにとって、時に笑顔は過酷なんです。だからこそ、『身体もココロも笑顔で』『笑顔溢れる場所に』そんな想いを込めてAt smileと店名を決めました』 

 

”私自身”で生きている

――現在は経営者としてすべての選択と決断を担っております。どういったところにやりがいを感じますか?

 

関口 これまで経験した結婚、出産、育児やすべての事を生かせる。また、それを表現できる楽しさがあります。

 

 お客様の体の歪みを改善することはもちろん、今は『どの先生が施術するのか』も大事な要素だと思うんですよね。

 

 私生活で抱える悩みや将来の不安を抱えているお客様も多い。女性ならではの悩みや他愛もない話を友達の家に遊びに行くような感覚で来て欲しいです。

 

 なので、私の経験を存分に生かせるので私自身でいられる。それがやりがいであり、私の強みのひとつでもあります。

 


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50代、その先を楽しめる健康

――技術以上の物が求められている昨今。そして、関口さんにはついつい話をしたくなります(笑)それでは最後に将来の展望をお聞かせください!

 

関口 『オープンから3年は走り続ける!』と、これまで突っ走ってきました。

 

 今後はよりパフォーマンスが向上するよう、自分がリフレッシュする時間を設けようと思います。今は50代、その先へとなっても楽しめる健康づくりがテーマです!

 

 こう振り返ると、幼少期の頃から好奇心を持って、知らない所に行ったりするのが好きでした。

 

 今は将来の身体作りをアドバイスさせて頂く中で、私はお客様から新たな情報や出会いを頂いている。人との繋がりを感じ、この先も知らない世界が見られることが楽しみです!

 

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