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どんな人にも経験という歴史がある。その経験を書き記すことで人類にとって少しでもプラスになれるものを書いています。

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縁の下の力持ちだった先輩。社会人になりさらに周りとチームを生かす上司となった 浜出翔太(27) 自動車整備士

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■副部長、ゴールキーパー。まさに縁の下の力持ち

  高校時代のサッカー部の副部長。前回の部長に続き今回は副部長。ポジションはキーパー。部長は自らが前に立って「ついてこい!」と部を引っ張るタイプだったが、まさに絵に書いたような縁の下の力持ちタイプ。ここぞという時は注意を促し、部長のフォローにまわったりもしていた。

 

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 自分の腕で仕事をしなければならない自動車整備士となり今は部下も持っているそう。部活時代とはまた違う社会人としてどのように部下と接しているのか、専門分野ならではの仕事の実情を聞いてみた。

 

 ■工業高校機械科卒業
 高校は機械科で学びそれまでは車に興味があったが、前から車とバイクに興味があった。バイクにも興味を持った。「車全般が好き。車体を低くしたりとかもそうだし、いじるのが好き。」以前はマニュアル車を所有し、高校時代の友人たちとサーキットに行っていた時もあった。

 

■自動車整備士の仕事とは

 現在は自動車整備士。中でも、トラックをメインに出張修理などをする会社で働いている。大手配送業者、全国展開するスーパーの配送トラックを整備している。出張、引き取りも行い、24時間年中無休で営業している。もちろん、車種によって中身や部品も違う。用語から、部品含めて色々細かい業界だ。

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サーキットに行っていた時の様子


■ どのような故障が多いのか聞いてみた

 入社後初勤務は先輩とタッグを組んで現場に行くが、それ以降はひとりで現場に行き修理を行う。今でも当時の恐さを覚えており、自分の判断で良し悪しを決めることが不安でもあった。エンジンがかからない。オイルや燃料漏れ。球切れでライトがつかないなどが主な修理。「体力勝負じゃない?タイヤのパンクはその場で外して再度はめ直さないといけない。」と話す先輩の指は傷が多かった。

 

■技術と資格が必要とされる現場

 高校時代の時にアーク溶接、有機溶剤、フォークリフトの資格を取得。専門学校では整備士、中古車査定士、大型トラックの運転免許や車検を通すときに必要な自動車検査員などを取得。高校時代からこれまで取得したものすべてを今使っているわけではないが、自動車修理に関連するものを取得した。

 高校入学から現在に至るまで、勉学、仕事共に自動車業界に属している先輩。自動車関係の中で転職も一旦は考えたがしなかった。自動車業界の中では乗用車を触りたくなかったそう。あんまり乗用車を触ると自分の車を触るのが面白くなくなると思ったからだった。

  

■持っている技術を友人へ

 マニアックかつ、手先の確かな技術も必要な自動車整備。地元でも詳しい人が少ない。時には車検が必要な車を友達から預かり、点検、整備して、その日の夜に返してあげることもすることがある。「理想は自宅にガレージを作成し、友達の車を預かって車検や改造とかしたい。」車は乗ってるとお金がかかる。少しでも負担を軽くして手助けができればなと思う。と加えた。

 

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■リーダではあるが天狗にはなりたくない
 今は整備部の部下4人を束ねるリーダー的ポジション。新入社員は現場や社会のことは右も左もわからない。そんな彼らに仕事のを振っている。ミスをしたり、時間に遅れる、業務中もダラダラしてることがあると一喝する。しかし、頭ごなしにどなるような態度はとらない。「怒っても改善はしないし、お互い良い気持ちにならない。一緒に休憩行ったあとも空気悪くなるじゃん(笑)部活と同じで体育会系の業界だね。」

 昇進して偉そうな風にはなりたくない。「上に立つと天狗になる人もいる。自分はそうはなりたくないし、偉そうな態度は取りたくない。そういう上に立つと天狗になる。そうはなりたくない。えらそーな感じは取りたくないし、気取りたくない。

 

■感謝されるのがやっぱり嬉しい

 多様な業務とそのシチュエーションで仕事内容が変わる日々の中でお客様からのありがとう。と言われるのが仕事へのエンジンとなる。「人はやっぱり褒められると嬉しいじゃん?仕事や部活をやってると褒められると伸びる。故障車を修理して、助かった。ありがとう。と言われると嬉しい。事務所に戻ると、会社にお礼の電話が入っていたりすることもある。感謝されるとやっててよかったと思う。」

 

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休みの日は奥さんと自転車に乗り公園へ


■改善をし続けることでチームに貢献する

 感謝されるためには修理の技術を磨き続ける必要がある。「感謝されるために知識をつけていく。毎日、毎日、頭使わないと仕事の品質とスピードが向上しない。絶対にダラダラ業務になってはいけない。」はじめての作業では5時間かかることもある。次、もしあったときは半分に。作業の手順もより簡潔に。と日々探求する。

 「手を動かし運転する人の命を預かっている以上は改善したいという思いは常にある。仕事がなぁなぁになるのは避けたい。サッカー日本代表を観戦していても、口を出したくなる。もっとあそこをこうしたらとか、ほかの選手の方が。とか。その感じが仕事でも同じじゃないかな。」サッカーも仕事もひとりひとりが向上しないと整備の技術やスピードも上がらない。だからこそ、自分ももっとうまくなったらという思いがある。

 

■さいごー部活の経験が社会人になっても役立つことがある

 以前紹介した、部長と今回の副部長はどちらもサッカー部出身で、車関係。メンタルや考えている部分に同じところもあり、面白さを感じた。

 力仕事であり、日々のスキル向上が必要とされる仕事をしている先輩。高校時代の内側に持っていた、もっと部活の環境、試合で勝てるように練習を良くしたい。という思いを今の会社にも注いでいる。

 部活時代の向上心を社会人になり、部下を率いるようになっても、その精神を忘れず更に磨きをかけている所を見ると、この人の下で働く社員の人たちは働きやすいだろうな。と感じた。

 たかが、部活かも知れないがチームの成績を良くしたい。現状を変えたい。と試行錯誤を学生のうちから考え、チームに提供すれば、社会人になってもその思考を持ち続けることは可能だ。

 それを社会人になり、様々な経験をして、捨ててしまうのか、継続するのか、さらに磨きあげるのかは当事者はもちろんのこと、会社というひとつの部活動のような集団に属したときに再度試されると感じた。