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『私も頑張ろう』を届けたい

見え始めた独立の景色――環境と成長のジレンマ 味澤裕司

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 「自由に生きたい」

 

 誰しもそう思ったことがあるだろう。その獲得には絶え間ない努力が不可欠。まして、人は環境に流されやすい。

 

 そんな弱さを実感しているからこそ、味澤裕司(あじさわゆうじ)さんは「株式会社Few's」を選んだのかもしれない。

 

 「中学時代の恩師に言われた、『嘘つき以外はどんな言葉でもポジティブに変えられる』、『人生は挑戦だ』この言葉が今でも強く残っています。昔から、独立を目指していましたが実現には遠かった。今、気持ちと行動が合致しています」

 

  ”ポジティブ”とは素直な心を持つ人。そんなことを味澤さんから感じた――。

 

 

――小学校4年生からサッカーを習い始め、授業中もうるさい生徒だったそうですね?(笑)そんな中、中学時代に2人の恩師と出会いが衝撃的だったそうですね?

 

 味澤 まず、1人目の恩師が中学1年のときでした。この方はサッカーの技術、指導力も全国クラスだったこともあり、更なるステップアップを求め私立高校に転勤されました。

 

 旅立つ前に、「人生は挑戦だ」という言葉をもらい、自分も人生常に挑戦しながら生きようと思いました。また、「嘘つき以外はどんな言葉でもポジティブに変えられる」という言葉もあり、より物事をプラスに捉えるようにもなりました。

 

 そんな劇的な出会いを果たした翌年。どんな担任の先生が就くのか色んな感情が入り乱れる中、始業式の日に早々怒られ、「なんだこいつ」と思ったのを今でも覚えています(笑)

 

 ただ、共に時間を過ごす中で面白い、人としての正しさ、そして、厳しさを向けてくれ次第に尊敬するようになっていました。

 

 「大学はお前にとってのパラダイスだぞ」、「お前社長になった方がいいよ」とも言われ、大学進学や独立もこの頃から意識するようになっていました。

 

 当時はやんちゃな人達と遊ぶことも多く、当初は彼らと同じ高校進学を考えていたんですけどめちゃめちゃ怒られまして…。『友達に合わせるな、自分のために進路を考えろ』と言ってもらい、自分の人生の道や方向性を指し示して頂きました。

 

 間違いなく、このお二人の恩師との出会いや言葉が今の僕の人格や生き方の基礎になっています。

 

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 ――その頃から独立志向を持っていたんですか…!県内の進学校に入学し、サッカーも継続されました。

 

味澤 地元では進学校と言われていた学校だったので、少しは大人しくなりました(笑)。しかし、目の前の楽しさを優先し、勉強せず、部活仲間やクラス内外の友達と遊び呆けていました。

 

 テストは240人中221番を取ったこともあります。ただ、負けん気が強く、その中でも常に自分はできると思い、いつか見返してやると思っていました。

 

 意識が変わったのは部活引退後でした。中学の時に教わり、自分の中に持っていた将来像を再び考え、大学進学のため一日15,6時間の勉強。トイレ行くときも単語帳を持っていく生活。今まで問題児だったので周囲は驚いていました(笑)

 

 ”経営者”と”ビジネス”のふたつを学ぶのなら、関東に出たかったので埼玉大学、経済学部経営学科を選びました。

 

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"左下に写るのが味澤さん

 

――大いなる理想を掲げ大学に入学されたと思います!ざっくりですが4年間はどんな時間を過ごされたのでしょうか?

 

味澤 大学時代も全く勉強しませんでした。むしろ、遊びや、お酒の飲み方、ギャンブルに時間を使ってしまう。挙句の果てには、アルバイトは遅刻してクビになることもありました…。

 

  そんな生活の中でも自分は在学中に海外留学の経験をどうしてもしてみたかったんです。日本以外の価値観に触れ、世界の景色を見てみたかった。

 

 その結果、カナダへの1年間の語学留学とワーキングホリデーは記憶に残っています。3か月かけてヒッチハイクでカナダを横断したのは良い経験となりました。

 

 現地で見たのは自由に生き、自ら仕事を作り出す人たちの姿。年齢を重ねるごとに、独立志向は高まっていたので、大学卒業後は自分でビジネススキルを身に付けたいと考えました。

 

 そこで、パソコンひとつでどこでも仕事ができるフリーランスのプログラマーを目指し、帰国後勉強を始めました。

 

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カナダ留学時の様子

 

――卒業後は雀荘とキャバクラの仕事で生計を立てる日々。自己実現と目の前の生活。この狭間で揺れたと思います。

 

味澤 正直に言えば、お金、時間、モチベーション。様々なバランスを上手く保てませんでした。

 

 元々、麻雀も好きだったので働き始めましたが生活費を稼ぐために長時間働いていました。そのため、家に帰れば疲れて寝てしまう。

 

 より、高時給、短時間のキャバクラの仕事を始めたのですが、昼夜逆転の生活に身体がついていかない。加えて、コロナの影響で仕事ができなくなってしまったり…。

 

 気付けば大学卒業から2年の時が過ぎていました。やりたいこと、実現したいことがありながらも、生活することに忙殺されてました…。

 

――活路が見出せない中、御社代表の緑川さんとの出会いがあり、2021年1月に入社されました。現在は営業職ですが、商材はなにを扱っていらっしゃるんですか?

 

味澤 夜の仕事から抜け出したい。けれど、なにをしたいのかさえもわからない。歯がゆい時間を過ごす中で、ご縁があり「うちで働いてみない?」と声をかけて頂きました。

 

 Few'sは長らく自分が目標にしていた独立ができる環境が整っています。最初は『なんで営業で独立できるんだ…?』と疑っていました(笑)

 

 ですが、この数か月を振り返ると、この仕事を選んだこと、自分がしてきたことは間違っていなかったと実感しています。

 

 入社当初はマスクの営業販売から始まり、現在はガスの切り替えの飛び込み営業を行っています。そして、2021年12月を独立のタイミングと設定し動いています。

 

――入社からまだ半年が経過したばかり。年内の独立を掲げるなど、非常に目標設定が高いですね…!

 

味澤 本当にこれまで腐っていた時間も過ごしていたので、自分の人生を取り返す覚悟です。入社歴に左右されないので周囲を追い抜くつもりでこの半年間働いてきました。

 

 実力主義での仕事だったことも自分をより突き動かした原動力とも言えます。正直僕は努力をせずに給料を頂けるのなら、なにもしないんですね。

 

 その反面、自分の日々の行動が結果に繋がる世界。負けず嫌いで何事にも貪欲に取り組んできた自分には勝負心をくすぐられたのかも知れません。

 

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写真撮影前にネクタイを直す緑川代表と味澤さん

 

 

――今仰ったように、営業×独立が可能な場でもあります。味澤さんにとってFew'sはどのような環境と言えますか?

 

味澤 経営者として必要な考え方が学べる環境。ある意味、教習所と言えるかもしれません。

 

 今すぐ、僕がビジネス(一般道で走行)を起こすことも可能です。ただ、ビジネス上のルール(交通規則)や、営業やマネジメント能力(運転技術)の深い理解が無ければ、いざ起業したときに事故する可能性が高い。

 

 その点、Few'sは失敗と成功を繰り返しながらビジネスを学び、最終的には公道に出るというイメージです。

 

 今、自分は組織づくりができるポジション。そのチーム員も抱えたまま独立ができるんです。

 

――長年の目標だった独立に向け、今後も営業を継続されると思います。翻って、負けん気が強く、ポジティブな性格の味澤さんですが、入社当初は営業に対する不安はありましたか?

 

味澤 何事もやってみないとわからないと思うタイプ。臆せずドンドン営業に行きました。

 

 最初は売るだけ。と仕事を捉えていましたが、今は営業の本質も徐々にわかってきました。販売は商売、資本主義の原点。モノが売れる=人が人にお金を払うということ。つまり人間力が高いほど、お客様から求められる。

 

 この先、AIが発達すると言われていますが、一番の裁量権を握っているのは人間。スピードと競争が激化する中で、僕自身が人や社会に価値提供をし続ける人材。更には裁量権を持つビジネスマンとなっていきたい。

 

 そのために今できることは、多くのお客様に購入して頂き、喜んでもらうことに尽きます。

 

 

――先ほども「腐っていた時間を過ごした」と仰っていました。入社後の自己成長に関してどのような変化を感じていますか?

 

味澤 人は環境によって、変化すると言いますが本当にそうだなと実感します。特に誰と共に働くかは成長スピードにも大きく寄与します。

 

 Few'sは僕と同様に独立を目指しているメンバーもおり、皆高いモチベーションで仕事に励んでいます。自分の中にあった”独立志向”や”自己実現”という燃料に火を注いでくれる存在。

 

 それまでの自己中心的な考えも変わってきました。独立も私利私欲のためじゃ周囲の人も賛同してくれない。叶える目標に必要な資質も垣間見えてきました。

 

 

――たしかに、本当に自分の欲求を満たしたいだけの人間だったら、恩師からの大学進学への助言は無かったと思います…。味澤さんにはポジティブ以外にも魅力があるように感じます!

 

味澤 振り返ると、中学・高校と先生や友人から『素直な性格だよね』と言われることが多かったです。

 

 大学受験に舵を切ったときも、そもそも勉強の仕方がわからないので、先生に『どうやって勉強をしたらいいですか?』と、質問したり、聞く姿勢は常に持っていました。

 

 それは今も変わることなく、純粋に良くなりたいから、素直に学ぶ。そんな要素を持っていてよかったです!

 

――短期的には年内の独立に向けたアクションを継続されると思います!最後に中長期的にどのような未来を考えているのか聞かせて頂けますか?

 

味澤 まずはFew'sで積み上げたライフライン事業で独立をし、その後は自分で更なる事業展開を考えています。

 

 IT分野に進出した際のことも考えて改めて、プログラミングの勉強も考えています。プログラマーと経営者の折り合いが中々つかないと言われているので現場の気持ちも汲み取れる経営者でありたいなと。

 

 この先、問題が起きても、適切な対応をしていけば結果は出せる。この数か月間の実体験で学んだことです。その後ろ支えになったのは、昔から持つポジティブさや、素直な性格。不遇の時間を過ごしたから得た悔しさ。なにより恩師から得た挑戦心。

 

  独立を抱きながらも成し遂げられなかった過去が、今こうして気持ちと行動が合致しています!

 

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